2015年05月06日

アーカイブス

国立公文書館_5-6-15.jpg 
   2012年8月末、沖縄で宮城巳知子さんの語りの撮影などを終えて東京に戻る。撮影済み素材をチェックしながら、映画の構成について再考する。ご自身の凄惨な体験を語って下さった巳知子さんの画、日本兵の敗走に連れ添わされた巳知子さんたち女子看護隊が辿った沖縄の風景、エンディングで使う南部安耶さんが踊って下さった慰霊の舞。それ以外は、全て映画鑑賞者のイマジネーションに委ねるということでいいのか? 沖縄戦体験者だけがこの映画を鑑賞するのなら、それでもいい。けれど目的は、今の平和な時代しか知らないで生きている人々に沖縄戦の悲惨さを知ってもらうこと。やはり、沖縄戦のアーカイブスは必要だ。

 1940年から日本映画社が量産した国策宣伝映画「日本ニュース」。戦時中は毎週映画館で上映された。現在それらのアーカイブスはNHKが管理している。日本の主要都市が爆撃され、その結果写真などの戦争記録が少ない現状では貴重なものだ。
しかし、それらのフィルムはプロパガンダである。勿論沖縄戦のフッテージもない。それでもいいから使い方を工夫して使おうと思っても、その使用料金が天文学的数字でバカ高い。これではとても使えないので諦める。

 戦勝国アメリカには膨大な量の戦争アーカイブスがある。いろいろ調べて、最終的にワシントンDCに隣接するメリーランド州にある国立公文書館(National Archives and Records Administration)に行って探すことにする。国立公文書館でのリサーチ代行を専門に行う業者がいるのですが、そういう人たちにお願いすると、とても高いものになってしまうので。“All researchers are encouraged to visit”だそうだ。
posted by 17才 at 15:39| Comment(0) | 日記